2018年3月13日火曜日

財務省 決裁文書書き換え、報道特注の番組がおもしろい

財務省の決裁文書書き換えの件で、ネット番組の報道特注で和田政宗が推測を交えて経緯を語っているのがとても面白いです.TV番組よりもこの動画の方が見ごたえがあるわ.連続3回観たよ.https://youtu.be/7OeNWZltMPw

同番組の印象なところを...

まず、決裁文書の改竄なんかどうやるのだろうか?という疑問をわたしは感じていました.そうしたら、どうやら改竄した箇所は決裁文書ではなく、添付資料の部分だそうです.ページごと差し替えみたいな平易な手口かと.手口については納得.

政治家の名前が在ったのを消した、という改竄内容も不思議でした.なぜなら決裁文書というのは、「甲と乙が売買契約を結びたいのでご決裁を」という主旨で起票されるものなので、政治家のXXさんのご紹介によりなどという経緯を決裁文書に書くなんて聞いた事ないぞと.それについても政治家の名前は添付資料の部分だということで納得しました.

しかし決裁文書に経緯を記した添付資料をドッキングさせるとは、ずいぶん危険な事をするもんですね.情報公開請求されたら困るネタの宝庫じゃないですかw

改竄箇所が添付資料部分だった事実がさらに展開を巻き起こします.

朝日新聞へのリークの出所は大阪の検察ではないか?と言ってます.なぜなら原本を持っているのは検察だけだから.
ではどうして検察はリークなんかしたのか?
答えは、添付資料の改竄ごときでは起訴できないところがキーだそうです.
起訴不相当で検察は本件を終えます.
ところが、後日に検察審査会が立ち上がると、証拠書類は洗いざらい検察審査会に提出され、検察審査会から原本改竄が発覚するのは火を見るよりも明らかであり、その時点で火の粉が検察に降りかかってくるはず.検察はそれを避けるために朝日新聞にリークしたのではないか?という推測です.おもしろい...

また、朝日新聞が画像を公表しなかった理由は、ソースが検察資料だったからではないか?と考えられると.なるほど一連の流れに筋が通っている.

3月1日の朝日新聞の疑惑報道から、3月10日の財務省の方針転換でゲロる迄の間、財務省は隠蔽&緘口令でがんばっていたそうです.ノンキャリの自殺を経ても隠蔽方針を変えなかったのはさすがはZです.
ただし、財務省から自民党へのご説明のある場面で和田政宗は「改竄やったな」と気付いたそうです.どの場面かは放送されませんでした.

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ひら的には、近畿理財局内の労働組合系の者が原本を写真撮影してリークしたんじゃないのかと思っていましたが、検察リークではないかという説は面白いです.

大蔵省はノーパンしゃぶしゃぶスキャンダルで粛清されて財務省になりました.
今回はそれ以来のスキャンダルであり、罰として主計と国税を分離できれば瓢箪から駒みたいな大成果となります.でもそれは無理じゃないかな? 今回は竹下登が不在ですから.

かしこ

2 件のコメント:

  1. なんだか徹頭徹尾しみったれた話で、どうも情けない感じです。現政権が財務省冷遇したツケで小役人化しちゃってますね。
    パワハラ系ボスが、自分が潰したダメな部下の失態でピンチみたいな。安倍首相は好きですが、これは彼が始末しないといけないですね。
    自分は財務省とか中央官庁の人達には国家運営を頑張ってほしいと願う派なのですが、そういう時代ではないんですかね。

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    1. 長期政権と菅さんのおかげで、手練手管で議員に取り入る方式が通用しなくなっちゃいましたから.そのうち弱い政権に変わったらまたファイト一発にカムバックするんじゃないかしら?
      Zには増税マスターベーション路線を卒業してもらいたいです.

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