2017年4月14日金曜日

LED懐中電灯の持ちをアルカリ電池とリチウム充電池で比較した

仕事で懐中電灯を使います.一に明るさ、二に電池の持ち時間、三にズーム機能、という要求があります.電池の持ちは、最高光度の点けっぱなしで6時間持ってくれるとうれしい.

カタログスペックで1000LMのLED懐中電灯を買いました.これの電池持ち時間はどのくらいなのかを測定しましたので報告します.
条件は以下のようになります.
↓アルカリ電池は秋葉の上海問屋で買った単4です.3本直列接続してLED懐中電灯にぶっこんで使います.
↓リチウム充電池は、サイズが18650で、少しばかり古い品なので公称容量が2200mAhしかありません.今では3500mAhの製品が流通しています.
↓充電器は1本用です.充電終止電圧は4.2V
↓OLYMPUSのデジカメTG-870にはタイムラプス撮影機能がありまして、テスターの表示値をビデオ撮りしてロガーとしました.TG-870には耐久性でも機能でも広角さでも満足してます.

↓以上の条件で、LED懐中電灯の光度最強で、電池の出力電流を測定しました.ブルーがリチウム、赤がアルカリです.
このグラフから判ることは、、、
・アルカリ電池の性能はダラ下がりで見るも無残としか言いようがない、使う気にならない
・リチウム充電池は180分持った
・リチウム充電地における通常運転期間のVA=3.7V 0.65Aだとすると、約2.4Wを消費している
・この手のLEDライトは定電流回路で駆動されていると想像しているのだが、この右肩下がり特性からすると定電流源になってる気がしない.なんでだろ?
・2200mAhのリチウムで3時間持ちだったので、3500mAhのリチウムなら4.8時間持つと計算される

↓ここで使ったLED懐中電灯はサイズが太い26650という電池にも対応しているんです.
↓26650のリチウム充電池には公称8800mAhなどという巨大な製品があります.注文したので届くのを待っているところです.計算上は、8800mAhだと12時間持つと期待されます.12時間ならOKすぎてお釣りが来ます.

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↓リチウム充電池の、充電中の電圧電流を測定しました.
・充電開始電圧=3V    充電終止電圧=4.2V
・充電電流は基本的に0.45Aなのだが、端子電圧3.7~4.1Vの範囲では、充電電流が断続されている.    →下図の変動領域がそれ
・充電器に内蔵されているICはTP4221Bだと思われるが、ネットを探しても中文のデータシートしか存在しないので、電流断続が何を意図した動作なのかは不明

26650が入荷したら続報を書きます.期待通りに12時間持ったらすごい.
リチウムよしっ、、、

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