2017年2月20日月曜日

【雑誌】 ニュートンはなくなるの?

科学雑誌の出版ブームが、わたしが学生だった1985年ごろに在ったように思います.「ニュートン」「ポピュラーサイエンス」「オムニ」「日経サイエンス」は覚えています.「ポピュラーサイエンス」「オムニ」が好きだったんだけど消滅しちゃいました.当時からの居残り組は「日経サイエンス」「ニュートン」の2つですね.

正直に言うと「ニュートン」は科学雑誌達のうちもっとも面白みの少ない雑誌でした.他誌に比較すると取り上げる話題が重厚長大で、例えばプレートテクトニクスなんかいまさらあまり興味ないんですけど、みたいなところがありました.

でも「ニュートン」はしぶとく生き残りました.

今ではあまり本屋に行かなくなってしまい、雑誌を立ち読みする機会すら少なくなってしまいましたが、わたしは「ニュートン」は欠かさず読んでいたんです.なぜか?

祐天寺のカレー屋「カーナピーナ」が、店置きの雑誌として昔から「ニュートン」を置いているからなんです.かれこれ19年間カーナピーナに通わなかった月は無いわけですから、少なくとも19年間は皆勤賞でニュートンを読了しているわたしです.
その前に2年間神戸在住の時期があり、それを除いて通算期間をカウントすると何十年間カーナピーナへ通いつくしているのか、それはもう考古学的検証が必要なオーダーと考えられます.

そのカーナピーナ、じゃなかった「ニュートン」の出版社が民事再生を申請したんだそうです.破産ではないと発表しています.ニュートンの出版は社会的使命とも発表しています.その意気や良しですが、大丈夫なんですかね?

ヒラサカ・カーナピーナ・ニュートンという絆を断ち切らないのが社会的使命と肝に銘じて、雑誌ニュートンの継続をよろしく頼むぞ.   > ニュートンプレス殿

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オカルト誌「ムー」をちゃんと読まなくちゃいけないと決意を新たにしているところです.カーナピーナが「ムー」を店頭常備してくれると嬉しいな.
あるいは科学とオカルトが超合体して超科学雑誌「ムートン」創刊という成り行きもなかなかに発展的でwelcomeだと言える.21世紀の科学は錬金術への回帰を!

かしこ

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