2015年12月20日日曜日

日銀が追加緩和に慎重な理由の陰謀論的考察

日銀が12月18日に発表した追加緩和がETFの購入枠の拡大だそうで、あまり大きくないので期待ハズレという意見が市場関係者にはあるようです.ETFって何だっけ???
http://jp.reuters.com/article/boj-qqe-idJPKBN0U10AX20151218

いま、景気回復のテンポは遅く、というか足踏み状態で、消費税8%の後遺症はかくも大きかったという見方、および中国の景気減速の影響という見方が正しいと思いますが、かといって何も打つ手が無いのかというとそうではなくて、日銀の追加緩和をもっと打ち出すとか、補正予算をドーンと出すとか、消費増税8%のマイナスを打ち消すためにやれる対処はなにかとあるはず(だった).

ところが、軽減税率の議論が喧しい今、消費税10%かぁと国民の消費マインドをよりマイナス方向に足を引っ張りつつある今、消費税を10%にしたいのなら景気浮揚策をすぐにでもたくさん連発するべきなところですが、なぜか政府はやらないし、日銀もETFの買い増しとかなんか気乗りのしないご様子.

以下、陰謀論的見解ですが、政府も日銀も消費税10%を阻止するべく、景気がV字回復しない状態をわざと持続させているんじゃないだろうか?

ここで消費税10%を延期した2014年の記憶を辿ると、こんなスケジュールでした.消費増税のGO/STOPを7~9月で判断するスキームになっていて、日銀は静かにしていた.10月末に金融緩和第二段を発表し、これで$1=¥120台が定着した.
 2014年7~9月  GDPで消費増税のGO/STOPを判断する → 景気悪い
 2014年10月31日 日銀は金融緩和第2弾を発表
 2014年11月18日 安倍総理が消費増税を1年半延期を発表
     :
 2015年10月の消費税10%は1年半延期
7~9月が通り過ぎた途端に金融緩和第二段する日銀って、なんか陰謀を感ずるわたしです.これはよい意味での陰謀ですがw

さて、今後のことを「善なる陰謀的」に予想してみると、
 2015年12月 日銀がチビチビとETFを追加とかなんとか消極的な振る舞い ←いまここ
     :
 2016年6月  GDP速報値 → 景気悪い
 2016年6月  日銀が金融緩和第3弾を発表 → 為替¥120台後半へ
 2016年7月  GDP悪いんで消費税upやめとくわ
 2016年7月  参議院選挙 or 衆参同日選
     :
 2017年4月  消費税10%にならない
2016年末ぐらいまでは株高傾向で日経¥22500ぐらいまで上昇.

しかしだなぁ、つぎは2018年10月に消費税10%が延期されてまた同じ場面を見るのだろうか?

もういい加減にあきらめてください  >  財務省殿

かしこ


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1 件のコメント:

  1. 我が国も美国並に1%の富裕層が半分を占めるようにすれば全てがやりやすい。
    と言いたいの政府殿

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