2015年11月25日水曜日

【革細工】 オレ、靴職人になりたいんです (5)名刺

もちろんまだヘタクソで全然だめですけど... 「言の葉の庭」より引用

モノづくりシリーズが超連続しております.

↓必要かつ簡単に作れる名刺入れを作りましたが、今回もいまいちでした.部品は3つだけ.革に丸くなるクセがついていて平らになりゃしないfuck.試したいことがいくつかありました.
試したいその1: CADで菱目打ちの穴も設計してしまう
玄人は現物合わせで基準点を目打ちしてから後続の縫い目を菱目打ちするらしいです.しかし素人にはそれは難しいと思います.菱目打ちは4mm間隔なので、CAD図に4mm間隔で縫い目を記入し、型紙から革へ目打ちしました.このやり方は初心者には正解だと思います.しくじる恐れが激減しました.
試したいその2: 糸に蝋づけしてみる
ボタンつけ用の糸を使うので、セオリー遵守でそれに蝋づけして使ってみました.糸のバサつきを抑えられるので正解でした.ちなみに蝋は25mmキューブで¥170でした.ロウソクよりも柔らかくてベタベタした蝋です.
試したいその3: ホックのカシメ
最初につくった作品がファスナーだったので、ホックを使うのは後手に廻りました.ホックをカシメる工具ってのはそれなりに特殊な形状なんで、ホックのサイズ毎に専用工具が必要です.
↓実はわたし、小槌を持っておりませんで、その替わりに解体で使う1.1kgの石頭ハンマーというオーバーキルな工具を使ってレザークラフトをやっています.小槌ごときの打撃力とはわけが違うぜ.石頭ハンマーでガキッと一発でホックをカシメたのですが、カシメ工具がセンターからズレてしまって失敗しました.
↓失敗したホックを撤去して、2度目のトライは優しく叩きましたが、やっぱりセンターがズレてダメでした.カシメ工具の径が小さすぎるように思う.センターズレの結果、このように偏芯するわ斜めになるわで散々です.あまりにもいまいち過ぎて貧血を起こしそうです.
↓上の写真の対向面につけるゲンコは、①を②に被せて③の状態にし、凹のあるカシメ工具④で②を叩き潰します.③と④の間にできる隙間から想像するに、打撃力は全てゲンコの頂点に加わるようです.
↓すなわち矢印の頂点に打撃が加わります.ツバの部分に打撃を与えるのだろうと想像していたのですが、そうではありませんでした.よく考えてみるとこれが妥当なのだなぁと悟りました.
↓それでもって出来たのがこれ.クソいまいちだけど、名刺ケースとして使います.
作りたいものリスト.
カンナケース、ノミケース、シェーバーケース、タブレットケース、ウエストバッグ、ハンドバック(奥さん用)、シザーケース(知人用)、iPhone6pケース(奥さん用)、レザークラフト工具入れ、、、

よくあるキーホルダーと小銭入れは作りません.なぜならそういうの使わないから.

しかしタカオみたく上手くできねぇなぁ.靴なんか作れるわけないわ.

4へ   6へ


人気ブログランキングへ

4 件のコメント:

  1. このシリーズ、しばらく続けてください。読んでいておもしろいです。
    (`_´)ゞ

    返信削除
    返信
    1. PVは少ないんですがねー、不人気シリーズ.

      削除
  2. たしか、平坂さんの同期の石川さんはこういう研究をしていたはずでは。演習で灰皿をこしらえてましたよね。

    返信削除