2015年9月6日日曜日

僕の好きな回転体

建築関係っていろいろな資格があって難しいのから簡単なのまで様々です.電動工具の安全使用講習を職業訓練校で習いました.講習を受けるだけです.受講修了書みたいなカードをもらいました.

↓これはサンダーとかグラインダーという電動工具です.丸い歯が5000rpmぐらいで回転するのですが、基本的にヤスリなので金属ではないため、割れやすい材質です.割れると破片が接線方向に飛散します.破片がすっ飛んでいった先に目があると目に刺さって失明します.
そうならないために安全講習があるわけで、安全講習によると、毎日最初に使うときに10分間の試験運転をしましょうだったかな、そんな事を指導されました.でもそんな慎重に使う人はあまり居ないだろうなぁ.10分間も回したら騒音がうるさいし、手が疲れますから.

このヤスリディスクが回転している時にどのくらいの遠心力が働いているんだろ?と思って、その時に計算してみたところ、確か1平方cmあたり10kgぐらいの遠心力だったかな.割れたらすっ飛ぶのも無理はないわと思いました.

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回転体というとフライホイール形の蓄電装置が構想だけは昔からあります.フライホイールの回転エネルギーで電気を蓄えましょうというものです.

こちらのニュースでは、フライホイール形蓄電設備を作ったと言っています.ついに日の目を見たか、とわくわくしたわたしです.
 ・蓄電容量は100キロワット時で世界最大級
 ・重量4トン、直径2メートルのフライホイールを毎分6,000回転
でかっ!
しかしこれだけ努力してもたったの100kwhしか出ないのかっ!

こんなフライホイールが自宅の隣のビルでブン回っていたら枕を高くして眠れなくなりそうです.そういうひやひや感が回転体ならではのスリルですが、一体このフライホイールの最外周にはどれだけのGがかかるのでしょうか?

計算してみよう.

↓遠心力はこんな式.
↓求めたいのは力ではなくてG(=加速度)だから、これだけ計算すればいいや.
ω x ω x r

角速度は、毎分6000rpmと書かれているので、毎秒に直すと100rpsですから、
ω = 2 x π x 100 = 628 rad/s

直径2mと書かれているので、半径r=1mです.

するとフライホイール最外周の遠心加速度は、
ω x ω x r = 628x628x1=394384  m/s2
1G=9.8 m/s2なので、
394384÷9.8=40243 G = 4万G
あれれ?
4万GってすごいGですけど、なにか計算間違いしているでしょうか? 1kgの物体が40トンに化けちゃいますけど... このフライホイールは炭素繊維製だそうですから、そうでもしないとバラバラに飛び散ってしまうのかっ?!

→ちなみに、ヘリカルスキャンドラムも6000rpmとか10000rpmで回転します.直径は20~100mmぐらいと小さいですが、それでも遠心力は意外に大きく、仮に10000rpmで直径60mmで計算すると、ドラム外周部で3000Gぐらいと計算されます.なので重量1gのチップ部品が、遠心力で3kgの重さに化けます.そのせいで軸も多少曲がるんです.

パソコンのDVDやBDドライブでも、高倍速で読み書きしていると10000rpmぐらいまで回転数が上昇しますから、DISKにヒビが入っていると、割れてバキョーンと飛散する事があります.

回転体はスリルがあって楽しいです.

#計算間違いがありませんように...

かしこ


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3 件のコメント:

  1. フライホイールは強度が大事らしく、カーボンコンポジットなんかが多いようです。
    表面の遠心加速度は平均ではなくて、その場所の実距離ではないですか?
    飛散速度は実際の周速度、掛かる力は平均距離?

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    1. 計算し見ましたのは、フライホイールの平均値ではなくて表面でのGであります.
      mを増やすために鉛で作ったらすごく弱そう.

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  2. 空気抵抗(3乗負荷)が馬鹿にならないので、
    真空にするとシール抵抗が低いメカシにして少しずつ引くか、
    2-3層のケーシングにして各層の相対速度を下げるかです。

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