2015年1月23日金曜日

「うる星☆やつら ビューティフルドリーマー」 BDがやって来た

VHSの3倍と、14インチのTVで何度観たことか、セリフも憶えてしまっている.もう30年も前の作品なのだなぁ、、、「うる星☆やつら ビューティフルドリーマー」BDが届きました.ついに発売されました.

その画質と音質はどうだったか?

↓まずのっけからのけぞってしまったのが、「東宝株式会社」の文字のオーバーシュートと、エンファシスずれと思われる右に尾を引く白い縞でした.これはアナログVTR特有の現象で、これってもしかしてベタカムをソースにしたのか?と嫌な予感しかしない展開.中華製の海賊版DVDではSVHSがソースだろって言いたくなる画質もあったりするんだけどね.まさか満を持した正式版BDにこれはなかろうって...
↓バルタン星人の解像度はこのくらいある、鉛筆のタッチまで再現されています.さすがはHD.本編を見続けた限りでは、「これってベタカムソースか?」と思わせる画質は感じませんでしたので一安心です.「東宝株式会社」の画面だけが原版からしてアナログVTRソースだったのかな?
↓「これ名馬であります」の校長の説教シーン.解像度が高くてうれしい.HDなのでセルの埃が目立ってしまっていますが、デジタル加工で埃を除去するところまではやってないようでした.
↓ビットレートは、39Mbpsぐらいが表示されます.高いですね.
↓音質はどうか? 5.1chで視聴したいのはまずはこの風鈴シーンです.
↓音声は3種類が収録されています.オリジナル版は音が歪んでいます.修復版は歪みが少なくなっています.5.1chはさらに追加工して生成したようです.
・オリジナル版    今まで何度も観たとおり、録音レベルが高すぎて歪んだカセットテープのような音.
・修復版     録音レベルが-3dBぐらいに感じられ、歪みが無くなり、聞きやすくなりました.ただし、歪んだ音になれてしまったので違和感を感じてしまいました.
・5.1ch版     BGMは元がモノラルなのを疑似ステレオに加工したのではと思います.風鈴の音は、音像を左右にフラつかせるような加工をしたように感じました.

風鈴シーンについては、5.1ch版で視聴するのがとてもよろしいかと思います.

↓友引町からハリアーで飛び立つ一連のシーンは、5.1chサラウンドの音像効果満点な演出になっているかなと期待したのですが、それほどでもありませんでした.
↓荒廃した友引町での毎日.こんな楽しい日々ならばわたしも夢のセカイで暮らしたいです.メガネ達ご一行がうらやましい.
↓このシーンのBGMも、5.1ch版では疑似サラウンドぐらいかと.
↓「責任取ってね」の直後、考える暇もなく間髪入れず落下するところがいい.
↓HDならではの発見だったのが、「つきあいきれませんわ」の無邪鬼のヘルメットが「〆切第一」だっていう事でした.
↓5.1ch版のED曲はステレオに変えたかな、と期待しましたがたぶんモノラルのままだと思う.
というわけで、
 ・フィルムからマスタリングしたであろうHD画質は良好
 ・セル傷を除去するほどの手間はかけていないようだ
 ・5.1ch音声は昔のTVによくあった疑似サラウンドぐらい
こんなところが、「うる星☆やつら ビューティフルドリーマー」 BDの画質音質でした.
30年前の作品をこうしてHDで観られるだけでも有り難いと思うのであった.

単純なストーリーなんだけど、ビューティフルドリーマーって何度観てもいいなぁと再確認っ!

かしこ


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