【にわかAVマニアの直線】 リニアPCM5.1chとdtsの違い

皆さんこんにちは、にわかAVマニアのヒラサカです．『言の葉の庭』を家庭内再生するために、にわかAVマニア化して早くも３０日が経過しました．その間、中古のサラウンドシステムを導入したり、AVアンプを頂戴したりと、いろいろとお試しネタには事欠かない日々を送っております．
なんと今日は、HDMI付きのAVアンプをお借りできまして、今日はそれのセッティング＋視聴をしました．

AVアンプをお借りするに至る発端は、『言の葉の庭』BDに収録されているリニアPCM5.1chを、光音声IFしか持たない（HDMIを持たない）旧型AVアンプに接続出来ないという事実でした．リニアPCM5.1chは転送レートが高いのでHDMIでしか伝送できないそうです．旧モデル所有者をサクサクと切り捨てるハナシて困ったものですが、幸いPS3には、リニアPCM5.1chをdts5.1chに変換してくれる便利な機能が備わっており、それを使ってさしあたり『言の葉の庭』をサラウンドで視聴できるようになっているのがわたしの現況です．
http://hirasaka001.blogspot.jp/2013/07/blog-post_15.html
しかし、やはりリニアPCM5.1chがBDに収録されているのならそれで再生してみたいと思うのは人情でありまして、どうにかならんかと天に祈ったところ、新型AVアンプをお借りできることになったと、そんな経緯だったのです．

お借りしたAVアンプでの音声の流通経路はこの図のようになります．HDMI経由でリニアPCM5.1chを視聴する、光音声経由でdts5.1chを視聴する、ってことになります．２つを切り替えて、音質の差を比較してみました．

しかーし、わたしの耳は悪いんです．元来、原音再生にあまりこだわらない人なので、音を聞き分ける訓練を積んでません．さらに、突発性難聴に何度か罹ったため、高音域の感度が両耳とも低下しています．そんな劣化素人に、リニアPCM5.1chとdts5.1chの差違がわかるのかどうか？

それが意外なことに、わたしにも判ってしまうほど両者の差違はありました．リニアPCMの方が、高音域の情報量がかなり多いです．その結果、声のハスキー成分がちゃんと聞こえます．雨音の高音域成分が多いです．新宿の雑踏の情報量が増えています．PS3の表示によるとBDの音声レートが6.9Mbpsぐらいです．一方でdtsは1.5Mbpsぐらいだそうなので、１／５に圧縮しているのですから、高域カットぐらいは余裕でやってるんでしょう．たぶんですが．

ところが、リニアPCMとdtsのどっちの音が好みなのかというと、dtsだったりするのが皮肉なところでして、高音が欠落しているために相対的に低音リッチな音であるdtsの方が、映画向きに感じられてしまいました．リニアPCMだと高音リッチなシャカシャカ音に近づいてあまり映画向きではないなと．もっとも、現状使っているのが小型スピーカであるがゆえに、油断するとすぐに高音リッチになってしまう嫌いはあろうかと思いますので、次はスピーカを変えないことには先に進めそうにありません．スピーカーはお得意の自作か？

AVアンプも少しいじくってみます．後日レポート．

かしこ


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