2012年11月5日月曜日

お風呂に介助リフトをつけてみよう (前編)

先日まで連載していた「介助用リフトを作ってみよう」は、電動リフトをリビングの天井裏に取りつけましてとても便利に使えています.http://hirasaka001.blogspot.jp/2012/10/blog-post_26.html

電動リフトのおかげで、リビングで行う介助は楽になったのですが、最凶な介助はお風呂です.夏の入浴介助は椅子に座らせてシャワーで済みますので楽で良いのですが、涼しい季節になると風呂に入りたいと言うので風呂に入れますと、浴槽の出し入れは1mほどの高さのリフトアップ/ダウンを何回もするので腰が死にます.しかも狭いし足場が悪いしクソ介助の最高峰が入浴であると言えるでしょう.

というわけで、お風呂に介助リフトをつける、これは死活的重要課題なわけです.

↓我が家のお風呂は1600x1600mmのユニットバスで、介助椅子と浴槽の間を水平移動し、高さ1mぐらいの垂直移動ができる装置を取りつけることが目標仕様です.下図の赤い線上を水平移動させたい.

↓ユニットバスの板金製の壁に、板金切断加工の便利工具「ハンドニブラー」でゴキュゴキュと穴を開けます.
↓豊洲のスーパービバホームで買った48.1mmの足場パイプを壁の穴に挿入して、水平移動軸とします.所望の長さに切ってもらったのですが、切り口を斜めにしたかったのでグラインダーで強引に斜め加工しました.
↓水平移動軸に、トロリーというローラー部品をつけます.さらに、レバーブロックというジャッキみたいな工具で垂直移動を実現します.
↓壁の穴に挿入しただけではユニットバスの壁が垂直加重に耐えられませんので、足場ジョイントで31.8mmの足場パイプを垂直に繋いで床に突き当てます.穴の防水はあとでなにか考えます.
というわけで、水平移動+垂直移動する装置は実装できました.

しかし、まだ重要な部品が揃っていません.それは、「スリングシート」と呼ばれるハンモックみたいな布製の吊り椅子です.サクッと買えばいいんですけど、なぜかすごく値段が高い.通販でも¥38000とかするので買う気がしないです.試行錯誤はするだろうけど、母親に作ってもらおうと思います.-----わたしの家族は皆異常に器用なんです-----
ここまでの費用は、
   レバーブロック    ¥11000
   トロリー                 ¥4200
   48mmパイプ         ¥800
   32mmパイプ         ¥800x2
   32mmキャップ      ¥100x4
   切断料金                ¥300
   ジョイント                ¥600x2
   金具                       ¥150x6
合計     ¥20400
バカ臭いのは、電動ウインチが¥6000で買えるのに、レバーブロックが¥11000もするってことです.納得できねえハナシですわー.  お風呂は水濡れ環境ですから、AC電動器具は避けました.

スリングシートを試作したら、またご報告いたします.


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