2012年10月28日日曜日

石原新党で解散総選挙が遠のいたと考えてみた

先日、維新の松井幹事長の違法献金疑惑が夕刊紙とネット媒体で報道されました.大学関係者による告発という初期段階ですので、わざわざ報道するほどのことかぁ?って思いました.さすがに大手新聞には載らなかったようでしたが、維新の躍進を嫌う官僚+既成政党+マスコミのあうんの呼吸ってやつかなぁと思っていたわたしでした.

石原都知事がたち日+みんな+維新をまとめた第3極を作ると言って国政復帰を発表しました.今日の報道では130議席獲れて第2極になると予想する記事もありました.
ネットの噂では、財務省が民主党による来年度予算をもうやりたくないので、12月に総選挙を行うために、民主党からの離党者をあぶり出すため、石原新党がその受け皿になることでハナシがついてるなんていう説もあったりします.なぜなら、衆議院の民主党はあと9人が離脱すると過半数割れして、内閣不信任案が通る-----マジック9-----らしいですから、9人の衆議院民主党議員が石原新党に転職したら、解散総選挙確定ってことになります.

けれど、天の邪鬼な見方をすると、石原新党のおかげで解散総選挙が遠のいてしまったとも言えるんじゃないですかね?

冒頭で、日本のアッパークラスな方々が維新をディスりたがってるんだろ?と書きましたが、石原新党がすごく人気になって本当に第3極が130議席獲れそうな情勢分析が喧しくなってきたら、日本のアッパークラスな方々にとってはそれはそれで困るんじゃないですかね?  つまり、維新をディスってダメにすることには成功したけど、今度は石原がでてきちゃったヨ.つぎは石原を叩かなくちゃいけなくなっちゃったヨ.ありゃ~困った困った、という推測です.マスコミが石原の右翼発言を叩き始めたらフラグでしょう.尖閣がこじれたのは石原のせいだ、とかね.

第3極の躍進を妨害したいのは民主も自民もあうんの呼吸同士でしょう.それで、第3極が総選挙でたくさんの議席を獲らないようにさせるための戦術として最も効果的なのは、解散総選挙を先延ばしすることです.最も遅らせて2013年夏の衆参同日選挙にすれば、既成政党の組織がフルパワーで回転しますので第3極の躍進を妨害するのに効果的です.自民が衆参同日選でも良いと言い出したらフラグでしょう.

一方で短期決戦したい石原新党的には11月30日までの国会で解散総選挙に追い込みたいでしょうから、 1)たち日+みんな+維新でまとまる   2)世論調査で第3極の支持率が上昇する   3)世論調査を見た民主の議員が離党する    この3つを今後3週間ぐらいで成就させるのが彼らの勝利の方程式かと推測します.

さて、マジック9の攻防はどうなりますかな?  ああおもしろい.

追記10月29日:  マジック6になったとか??www

追記11月1日:   橋下は石原と合流が難しいと発言.たち日が政策の違いで難色.1で躓きか?


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2 件のコメント:

  1. 後出しジャンケンをスペシューム光線のように使ってきている
    彼が、このタイミングで出てきた理由が知りたいです。

    成算なしに動く人ではないと思ってマスが・・

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    1. たち日からは早く国政に戻ってたち日の顔になってくれなくちゃ困る、と長い間言われてきたものの、尖閣購入が失敗し、ノブテル総裁が失敗したので、やりたくないけど自分が出るしかないと思ったというのが個人的な理由なんでしょう.親バカを露呈したのは彼にとってマイナスだったと思います.

      党首にはなれてもさすがに首相になる目はないと思うので、どういう打算があったのかはよくわかりません.東の石原、西の維新、なんていう週刊誌レベルのアジに乗るほど脳天気とも思えませんし.

      ご高齢ゆえの焦りか?

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