2012年4月17日火曜日

起業してみようと思ったりして (その6) 税務署手続き

4月11日以来の起業シリーズです.

在宅勤務が忙しくて--------一つ前に書いた記事のADS1675が動かなかったりして--------税務署等の手続きをサボっていました.bangflatの設立日はH24.4.4なので4月中に手続きすりゃ全然OKなんですけど、早く終わらせたい~とウジウジと思ってはいたのです.法人登記までは、やる気があったんですけど、その後は気分がダレたため気合い不足で少々ハマリました.みなさんにおかれましては、気合いが不足しがちなこの手続きフェーズを順調に乗り切っていただけると幸いです.

税務署への届け出の意味は、うちの法人に課税しくれと言うことです.課税する人は、国税と都道府県と市区町村と3者いるんです.なので、原則として3者に届け出ます.ただし、東京23区の場合は区役所への届けを省略できます.

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手続き順序をこうするつもりでした.
  1)都税                  今日やる      書類準備が簡単
  2)銀行口座開設   今日やる      書類準備が簡単
  3)税務署               明日やる      書類準備がたいへんだから

以下、今日の出来事を時系列順に書きます.

●午前、都税事務所の届出書を作成

1)前もって、都税事務所で法人設立届出書をもらってあったので、記入します.
会社設立を解説したこの本をみながら記入すれば簡単でしたけど、一つ失敗したなぁと思うことがあります.それは、事業の目的を長ったらしくしすぎたという反省です.「電子部品、コンピューター、その周辺機器の設計、製造、輸出入、販売、技術コンサルティング」という長い文言を書けるほど記入欄が大きくありません.もっと簡単な文言にしときゃよかった.でも、定款を書き換えるには公証人に支払ったりするお金がかかりますので、軽々と変更はできません.え~ん.
ここで法人設立届出書が、税務署+都税+市町村+本人の4枚複写になっていることに気づきました.ちなみに、税務署でもらった届出書も同じ書式でした.つまり、都税と税務署へ同じバージョンを提出してねと暗に示唆されてます.おやおや~~?

2)定款のコピーを用意します

3)会社の登記簿謄本を用意します.これは先日の法人登記完了日に取得済みです

●昼、都税事務所へ届出書を提出

税務署への届け出はどうなさいましたか?と聞かれたので、「この後で行くつもりです」と心にもないことを言いましたが、やっぱ税務署にも今日行くべきかなぁと思い始めました.

●昼、三菱銀行

銀行の新規窓口が渋滞していたので、口座開設はあきらめました.家に戻って税務署向けの書類を急いで作ることに決めました.今日は14~15:30まで子供の小学校へ出頭する用事があったので、17時の税務署閉店時間までに間に合うかは自信なし.

●午後、家

税務署へ提出する書類を作ります.いろいろあってめんどくさいです.

1)法人設立届出書   4枚複写ですでにできてます.

2)定款のコピー

3)会社の登記簿謄本

4)給与支払事務所等の開設届出書     社名とか住所とか設立日を記入します.従業員数は代表者と奥さんの2名しかいません.

5)源泉徴収税の納期の特例届出書     社名を住所を記入するだけ.給料から天引きした所得税の納税を半年に一度にしてくれる制度です.

6)青色申告の承認申請書     マジメに帳簿をつけると控除額が増額されるご褒美.本をみて真似して書く.

7)設立時の事業概況書     売り上げはいくらか? 経理担当者は? 出資者の資金源は? そんなことを書きます.bangflatの場合はまだ事業実態がないので書くことがほとんどありませんでした.

8)設立時貸借対照表     わたしは毎年確定申告の季節だけはバランスシートを理解できるようになりますが、すぐに忘れてしまいます.ここでは、資産=貯金10万円、負債=資本金10万円たったそれだけのバランスシートを書いて提出しました.果たしてbangflatの左右が何億円にもなるような時期は来るのでしょうか?

9)株主名簿      わたしと奥さんだけです.

あえて出さない書類もあります.

10)棚卸し資産の評価方法の届出書       棚卸し資産の計算を、最終仕入額/仕入平均額を選びます.最終仕入額が楽です.デフォルトで最終仕入額なので、この書類は提出しません.

11)減価償却資産の償却方法の届出書      定率償却/定額償却を選びます.定率が償却速度が早いので好まれます.デフォルトで定率なので、この書類は提出しません.

12)消費税課税事業者選択届出書      設立後数年間はデフォルトで消費税の免税業者ですが、あえて免税されたくないケースもあります.それは設立初年度に膨大な設備投資をしなくてはいけないケースです.その時は消費税の支払い超過に陥るので、消費税を還付してもらうことができます.還付を狙ってあえて免税を取り消してもらいます.わたしは免税してほしいので提出しません.

●夕方、税務署

途中中断を挟んで1~9の書類を作っていたら時間が16:40になってしまいました.あと20分しかない.雨も降ってきやがった.急ぐためにカッパを羽織ってバイクで目黒税務署へダッシュ.

16:45に目黒税務署へ着.窓口で「あたらしく法人登記をしたので税務署への届出書類をお持ちしました」と言って書類一式を渡しますと、控え書類にパンパンと印を押して返してくれます.-------控え書類を書くためにいまはほどんど見かけなくなったカーボン紙が必須なのです.法人登記にあたっては、カーボン紙を用意しておきましょう

届出が終わったら16:50でした.ものの5分でおしまい.税務署への届けはいつもこんなふうなそっけない終わり方です.オレちゃんと書いた自信ないんですけど、そんなんでいいんですか!?

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というわけで、都税+税務署の手続きはドタバタと完了です.

明日は、三菱銀行で口座開設することにします.

本日の費用はゼロでした.したがってここまでの起業費用は前回と変わらず.
●法人登記印紙代     ¥15万
●定款作成               ¥58,020      (振込費用¥420+印鑑証明¥600を含む)
●謄本+印鑑証明     ¥3,800
●レンタルサーバー    ¥28,560   (うち¥21,600は年間利用料)
合計約24万円

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2 件のコメント:

  1. このシリーズは「フータくん」みたいで懐かしいなあ。仕事が始まってからの収支も書いてくれるのかなー。

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  2. 立ち上がるレッサーパンダもフータくん

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