2012年2月6日月曜日

STM8S ハイパワーステッピングモータの製作記事をup

2日間ブログ更新をサボってしまいました.

我が家はA型インフルエンザのバイオハザードと化していたので、ネットを経由してウイルスが感染することを避けました.

STM8Sのページに、ハイパワーステッピングモータドライバの製作記事をupしました.

いまはもう売り切れていると思いますが、秋月電子で56x56x75mmと大型のステッピングモータを¥700で売ってました.フライス盤をNC制御に改造するとか、太陽電池の向きを制御するのに使えそうだと思って買いました.

それで最初に、秋月で売られているシンプルなドライバを接続したら、加熱したトランジスタの足ピンのハンダがジュルジュルと溶けるほど発熱しまして、巻き線抵抗1Ωのステッピングモーターを単純に通電駆動するのはやはり無謀だったというわけです.

いろいろと試行錯誤の末チョッパで制御することにした次第です.下図が試作物.
←汚い基板配線

昨日は失敗して12Vを通電したまま放置してしまったところ、ステッピングモータをこのように焼損してしまいましたが、ジャンパーして組み直したら治りましたw.

8 件のコメント:

  1. こんばんは
    今まさにやろうとしているのが、ハイパワーステッパー(ユニポーラ)です。

    3Aまでの分は市販ICを持っているので実質2.5A駆動は出来ますが、
    5台持っている大きなモータは4Aの分と5Aの分があります。
    これをドライブできるユニットは売っていますがすごく高いので、
    作ろうとがんばっています。

    日本は何故かユニポーラ(コイルにセンターが付いている)が多く、
    パワーは70%ですがスピードが160%くらい行きます。
    しかしこれには電流検知ワンショットオフ回路で電流が越えないように制御します。
    (一口に言えばハイインピーダンス型)
    (モータの中の配線を中点で切ってパラにすればバイポーラとして使えます)

    それに引き替え国外ではバイポーラモータが多く、インピーダンスが低いので普通のPWMで制御できます(デッドタイムは必要)

    今しようとしているのは、60進と64進を切り換えられる
    14種類のステッピング分割数を選択できるように考えています。
    (2種類の角度ベクトルのテーブルがあります)

    動作形態や原理に関してはかなり詳しいつもりで居ます。

    ではまた

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  2. 追伸 回路ではコイル端をセンターにダイオードクランプされて居られますが、
    ユニポーラステッパーに関しては不具合があります。

    標準的な動作ではAコイルをGNDに引いたときはセンタータップの関係で
    /Aは2倍電源電圧に引き上げられます。
    (実質パワー素子の耐圧は電源の4倍必要です)
    Aコイルを切ったときはAの電圧が跳ね上がり、/Aがマイナス電圧になって
    GNDから電源に電流を吸い上げ比率の関係でAコイルの電圧は2倍電源電圧でクランプされます。
    漏洩インダクタンスの影響で実際にはもっとリンギングが出ます。
    余り大きいと別にトランゾーブとかで吸収しないと4倍電圧を超えて電圧破壊に繋がります。
    ではでは

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  3. もう一つ追伸
    モータのロータには着磁してあり引き出すと減磁して、トルクが落ちます。

    減磁しないようにするには、磁束が流れられるように界磁の外に軟磁鉄板を用意して置き、
    吸い付きさしながら引き抜きます。
    吸い付いている間は磁束が邪魔競れずに流れるので減磁しません。
    終わったら逆のやり方で納めると、ほとんど減磁しません。
    では。

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  4. これはこれは詳しいようで.
    ●やろうとしていることが理解できました.電流検知ワンショットオフ回路という言葉でカラクリが理解できました.その手があったか! かなり高速でOFFする必要があるのはそのせいですね.
    ●そんなハイパワー品を何に使うんでしょうか?
    ●わたしの回路は、回転数別に固定テーブルでOFFしているので不可追従性は悪い方式です.
    ●ユニポーラのほうがパワーは出ますよね.ドライバ回路がめんどくさいですけど.
    ●クランプダイオードの耐電流がどれだけ必要なのかは、わたしにはよくわからない部分です.とくに瞬時電流は1A程度じゃ済んでないだろうと思いますので.瞬間的に10Aぐらい流れてたりするんじゃないでしょうか?

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  5. こんにちは
    クランプダイオードはコイル回路の常識では必要ですが、
    ユニポーラはセンタータップトランス(電流バランサとして働くので)
    Aを引いたとき/Aがクランプを通って電源に短絡してしまいます。

    従ってこれの場合については入れてはいけません。

    上記(前記)のような理由でなくても正常に動作します。

    ワンショットオフを実現するにはDACとコンパレータ、ADCとデータテーブル、
    PWMから作ったDACとコンパレータなどが考えられます。

    同じ大きさのモータを比較しますと(巻き線占有率が同じとして)
    ユニポーラは交互に使うので電流密度率は有利ですが同時に半分しか使えないので√1/2電流です。パワーSWは4個です。

    バイポーラは交番電流で電流密度率は悪いですが電線が太い分100%の電流です。
    パワー酢は8個です。

    MOSFETを使うとき、ゲートドライブは10vが標準です(パワー素子による)
    MPUで直接ドライブするとON抵抗が上がる場合があり、損失に注意が必要です。
    パワーSWの画像をUPしました。
    ttp://den-nekonoko.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_615/den-nekonoko/sIMG_0428.jpg

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  6. ご丁寧にフォトカップラもつかってるようですね?

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  7. FETのスペックがゲートON電圧4Vでも、それを5Vで駆動する気にはわたしもなりませんでした.なので律儀に12Vにしました.

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  8. こんばんは
    フォトカプラはゲートドライブ用TLP350です、
    最近は少し小さいTLP351が秋月に出ています。

    駆動に関するデータがあります。
    ttp://2.suk2.tok2.com/user/nonnno-protok2/img/2009-04-04-2.JPG
    URLの前は同じです
    /img/2008-12-28-0.jpg
    /img/2008-12-20-0.JPG
    /img/2008-12-19-0.JPG
    /img/2008-12-13-0.JPG

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