当ブログ読者のアニメＳＦ好きに問うてみたい、こんな女子に会ったらどうよ？

先ほど、住宅リフォーム科のクラスメート数名と新小岩で飲んでいました．その中の約１名の女子の趣向がヒラ的には女子にはとても珍しい趣向だと思うんですが、当ブログのアニメＳＦ好きの皆さん的にはいかが思われますでしょうか？

脳内再生したＳさんとヒラサカの会話を以下に再録いたします．

シーン１
Ｓ 「ヒラサカさんは押井守すきなんですか？」
ひ 「（唐突に意外なフリだ） おー好きだよ．好きなんですか？」
Ｓ 「うん」
ひ 「（女子にはめずらしいな） どのへんの作品が好きなの？」
Ｓ 「天使の卵」
ひ 「（絶句、、、、） あっあれかぁぁ～そりゃすごいや、、、、最高傑作と言われてるよね．オレが一番好きなのはパトレイバー劇場版２なんだよね」
Ｓ 「ああ観ました．南雲と柘植が運河で再会するシーンが好き」
ひ 「（おぉ、、）  ははぁ、天使の卵もそうだけど、ああいうダークで低温な画面が好きだと」
Ｓ 「うんうん」

南雲と柘植の運河のシーンはこちら↓    雪の降る２月２６日という設定にて．

ちなみに、わたしが最も好きな場面はこちら↓     ハッキングされた防空システムには３機の敵機が映っているのだが、実際に成田上空を通過したのは２機の自衛隊機という深い意味のあるシーン．

シーン２
Ｓ 「ヒラサカさんはグレッグ・イーガン好きなんですか？」
ひ 「（絶句、、） えっ、うん好き」
Ｓ 「一番いいのは順列都市なのかしら？」
ひ 「（絶句、、、） うーんおれはディアスポラかな」
Ｓ 「あぁあれ、読んだけど、わかりました？」
ひ 「うんまあだいたいは」
Ｓ 「ディアスポラって短編のワンの絨毯のエピソードが入ってますよね？」
ひ 「（絶句、、、、）そうそう、読んだよ．万物理論とか宇宙消失とかも読んだとか？」
Ｓ 「ええ、宇宙消失は難しくてよくわからなかったけど」

シーン３
ひ 「日本人で、たしか去年死んじゃったんだけど、アメリカで日本人がSFの賞を受賞した人がいて」
Ｓ 「あぁ、ハーモニーは読んだんだけど虐殺器官はちょっと怖そうなんで読んでない」
ひ 「（絶句、、、、） そうそう虐殺器官」
Ｓ 「伊藤計劃って死んじゃったんですか？」
ひ 「（その名前がスラスラ出てくるか）  ずーっと病気で、たぶん病室で書いてたんじゃないかなぁ」

シーン４
ひ 「てことは神林長平も読んでいると」
Ｓ 「うん」
ひ 「おれは雪風しか読んでないけど．アニメでやったんで」
Ｓ 「雪風のアニメは１巻は観たけどあのアニメはなにもわからない」
ひ 「そうそう、それで小説を読んだんだ」
Ｓ 「猶予(いざよい)の月はすごくいいですよ」
ひ 「読んでねえわ」

シーン５
ひ 「いやぁ、Sさんの趣味はかなーり偏向してない？」
Ｓ 「そうかしら？」
ひ 「SF研だったとか？」
Ｓ 「いいえ」
ひ 「ごくフツーの女子の趣向とかかなり違くない？ なんか、一般女子的には身近な人間関係に目が奪われがちだけど、Sさんのその趣向からすると身近な人間関係にあまり興味がないんじゃないかな？」
Ｓ 「（絶句、、、） それは、、、母親と上司の一人に言われたことがあるんだけど、SFの趣味だけからそう分析されるんですか？？」
ひ 「身近な人への興味よりも、人類とか宇宙に興味が行っちゃってるような.......」

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脳内再生シーンは以上です．Ｓさんはややおとなしめで理知的な、いたってノーマルな雰囲気の女性です．  で・す・が、上記の会話の異次元性はいったいどうしたことでしょうか？ 伊藤計劃がスラスラ出てきちゃったらどうしましょ？ 相当高度なオタク資質をお持ちだとお見受けしますが、なんだか今日は市民の中に紛れて生活していたメトロン星人に出会ってしまったような驚きを禁じ得ませんでした．

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