2012年1月26日木曜日

ジッタアッテネータという謎の電子部品 (PCI-express)

PCI-expressについて調べています.内部バスのくせにパケット通信路なので、まるでTCP/IPみたいです.

チャネルレートは2.5Gbpsらしい.受信クロックはPLLで完全に再生されているのかと思いましたがそうではなく、マザーボード上のchipが出力する100MHzを25倍して2.5GHzを生成し、それをチャネルクロックとして利用するという、どっちかというとDLLに近いクロック系です.

となると、マザーボード上を走る100MHzごときダーティーなクロック源なんか使い物になるわけがないだろうと、SATAを設計したことのある方ならビビるんじゃないかと思います.

そのビビリを解決するために、ジッタアッテネータという一見意味不明な愛称のIC部品があるんですね.
http://www.digikey.com/jp/ja/ph/IDT/jitteratt.html

脳内補完するとこういうことのようです.
汚い100MHzを入力すると、IC内部のPLLがクルクル回って、また100MHzを出してくるというだけのICなんですが、大事なことはPLLがキョトキョト動かない重厚なPLLなので安定した100MHzが出てくるというICのようです.だからジッタアッテネータ.

縁の下の力持ち的な重要な部品だと思いました.このICの値段が安いなら、高価なLVDS Xtal発信器を使わなくてもOKですね.

1 件のコメント:

  1. こんばんは 面白そうな部品ですね。
    自由な周波数があって、半端でも買えたら、使い道が有りようです。

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