2017年5月13日土曜日

【執着】 LED懐中電灯を改造し8時間持たせる、ウンコな中華リチウム 【最終回】

LED懐中電灯を改造し、オリジナル仕様の点滅モードを廃止し、また電池持ちを6~8時間ぐらいに延長することを目的として、検討を重ねました当シリーズは今回で最終回になります.

前回、MIC4802という定電流回路を組み込んで、点滅モードの廃止と、安定した0.7A弱の消費電流を実現しました.ただし2200mAhの18650リチウムで電池持ちは3時間でした.
今回は、一回りサイズの大きな26650というリチウム充電地を調達し、電池持ちの改善を図りました.

いきなり結果を記します.
電池の出力電流が、時間の推移と共に減衰する特性を測りました.
赤い線は単4アルカリ電池3本です.全然だめ~
緑の線は2200mAhの18650リチウム電池です.3時間持ちます.
ピンクの線は5000mAhの26650リチウム電池です.480分=8時間持ちます.目標達成!

というわけで、8時間の電池持ちという目標を達成しました.

ちなみに、赤い線はオリジナルのLEDドライバ回路です.緑とピンクは自作LEDドライバです.

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実は今回の記事を書くためにトラブルが2つあったんです.

(トラブル1)
↓26650のリチウム充電地を入手して、「えぇっこんなに太いのが入るのかしら?怖いわ」と思いました.懐中電灯本体の太さと同じくらいですから...無理やり入れようにも入りません.
↓どうやら外観は似ているものの、26650に対応する製品と未対応製品とで微妙に寸法が違うらしい.下の明らかに太いのが26650対応製品です.追加購入しました.
↓太い方はガバガバなので26650が入りました.

(トラブル2)
入手した26650リチウム充電地の容量は8800mAhと表記されています.2200mAhで3時間持ったわけですから、8800mAhだと12時間持つのが期待されます.

ところが、試してみたところ3.5時間ぐらいしか持ちませんでした.つまり、中華リチウムの8800mAhはウソで、せいぜい3000mAhしかなかったわけです.さすがは中華クオリティ.バレ易い機能SPECはせいぜい真面目に作るけど、バレ難い性能SPECは平然とウソをつくわけですね.しかし8800が3000とはあきれるしかない.

↓右のGIF 8800mAhと書かれた赤い奴がウンコなリチウム充電地です.実測で3000mAhしかありません.ちなみに1つ\400ぐらい.
左のはAmazonにて\1200もしたTrustFireの5000mAです.こちらは表記どおり5000mAhあったようで、上記のグラフのように8時間持ちを達成できました.

昨今の18650は3800mAhなんてのも流通しているので、26650で5000mAhは物足りない.もっと努力を求めたいです.
↓なお中華通販には18650で9900mAhなどというジョークグッズも出ている模様.
前回へ

かしこ

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