2017年5月27日土曜日

夏といえば回路屋的には故障の季節

暑いですねぇ.東京では連日のように30℃近くて、今日もそんな日和です.アウトドア派の方々にはバーべQ+ビールでお楽しみの季節かと存じます.わたしはインドア派なのでいつも通りの生活です.

夏というと、家に帰ると室内温度が38℃になってたりします.そんな高気温で電気製品を使うと故障しやすいです.FANや放熱フィンに埃が溜まっていて、暑い日にはついにダウンみたいなのがありがちです.サービス部門の人にとっては夏が多忙な季節だそうです.

海外の半導体には、軍事用途/民生用途で保証温度が異なるラインナップがしばしばあります.自動車向け部品もキツくて、85℃でも-10℃でも動けよなって言われます.カーナビのHDDなんか、どうやって温度保証してるのか、わたしには想像もつきません.
カーオーディオCDのピックアップも、屋内用とは別設計なんじゃないかと想像するんです.PC用ドライブのピックアップのバネがコストダウンされて、グミ状の樹脂になってるのを見たことがありますけど、あんなグミじゃ85℃にもー10℃にも耐えられる気がしないんだけどどうなんだろ???
ちなみに、テープドライブは保証気温40~5℃だったかな.ひ弱な機械ですねw

今はまだ日によって30℃ですから、夏本番はこれからという季節ですが、我が家では早くも気温のせいじゃないかという2件の故障が発生しました.


【1件目】
これはショックがでかい.
4月30日なので1ヶ月前に書いた記事です.
このTVが、気温30℃越えのある日、また同じ症状でダウンしてしまいました.
記事に書いたのと同じ事を再度やって復活させたのですが、高気温が引き金だった気がしてなりません.

ただ、2度目の修理で新たな知見を得たかも.

2度目では、TVに通電したままで、復活するまでヒートガンで炙るというクレバーな手法を取りました.
その結果、故障原因がHDMI切り替えIC(赤囲い)ではなく、その近所にあるCPU(黄囲い)に強制リセットを掛けたのが本質原因だったように感じています.  (CPUというのは推定ですが)

挙動がそのようなんです.
1)火炙り効果の在った場所が赤囲いエリアではなく黄囲いエリアだった
2)黄囲いエリア内に在るリセットボタンを押した時の挙動と、火炙り復活時の挙動が同じに見えた

3度目の故障が生じたら、火炙りの前にリセットを試してみようと思います.リセットならバックパネルを撤去する手間が省けます.


【2件目】
これもショックがでかい.
CNCに改造したproxxonフライス盤のモータドライバが熱でダウン.元々熱設計には不安のあるプリント基板なのですが、部屋の気温が30℃に迫ると馬脚を顕わにしてしまいました.

右の放熱器はアロンアルファで接着したものですが、アロンアルファは高温にはダメなんですね.ポロッと取れちゃった.

放熱器用接着剤を発注しました.入荷待ちです.放熱器もいま少しマトモな形状に変えようと思います.それまではCNCを使えません.


早く冬よ来い!

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