2016年3月22日火曜日

【爆笑シャープ】 まだエイプリルフールには早いよ、鴻海怒涛の値切り攻勢

すまんが爆笑してしまいました.エイプリルフールだっけ?とカレンダーを確認しちゃったよ.

シャープの潜在的債務リストを精査した鴻海が、シャープへの出資額を値切るのは当然だとしても、値切られた結果、当初の産業革新機構の提示額を下回ってしまったらしい.(爆)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00000543-san-bus_all

だめだ、オレいま、腹を抱えて笑いが止まらない.元来他人の不幸が大好きな傾向のあるわたしですが、これは滅多にないヒットです.このナンセンスギャグは「おそ松さん」を超えた.

上記記事から引用しますと、
経営再建中のシャープを買収する交渉を進めている台湾・(ホンハイ)精密工業が、当初予定で4890億円だった出資額を最大で2千億円減額する意向をシャープに打診していることが22日、関係者の話で分かった。鴻海の出資額は官民ファンドの産業革新機構が提示していた3千億円を下回ることになる。シャープは週内にも臨時取締役会を開き、減額についての受け入れ可否を判断する。シャープは交渉の大幅な見直しを迫られることになった。

だめだ、この文章が視界の中にあるかぎり笑いを止めるのはオレには無理.(爆笑)

本件については当ブログで鴻海なんか信じるなと何度も書いたわたしでしたが、改めて言わせて貰おう、
鴻海なんか信じるからバカを見るんだ
  シャープよ、アホか、人民公社に成りたいのか?
  鴻海によるシャープ買収に待ったがかかった件で安堵
  長谷川豊さんの炎上商法にすこし協力しよう (鴻海シャープ)

引用記事によれば、4980-2000=2980億円なのでしょう.一方で産業革新機構のかつての提示額は3000億円だった.

これねぇ、鴻海からのスゲェーキツイお仕置きだと思います.

たかが20億円なんか誤差でしかない鴻海には2つの選択肢があったと思う.
1) 3020億円を提示して、「それでも産業革新機構の提示額よりは僅かながら上回る」という誠意を見せ、日本マスコミに好意的に書いてもらう
2) 2980億円と、スーパーのオーストラリア産牛肉380gみたいな提示額で、嫌味たっぷりな、意地でも産業革新機構よりも買い叩いてやるという敵対的姿勢を明確にする

引用記事が正しければですが、今回はどうやら後者になるみたいですね.こんな無体な値切り方されたシャープはお陀仏じゃん.これで身売り後にまともに扱われるとか思ってる奴がいたらそいつはよほどの楽天家ですな.

あぁ~また笑いのツボに入ってしまった.ゲラゲラ

この怒涛の値切り攻勢は、東芝の白物家電分門を中華企業に売却する額にも影響を与えて、東芝もがっかりしてるところじゃないかと思ふ.

なんまいだぶ~

続報:  シャープが「そんなのヤダ」と云ったら、鴻海はポンッと1000億円積み増ししてくれて、円満に結婚することになるみたいです.よかったですね.しかしこのやり取りを見てもなお、長谷川豊さんは「鴻海は紳士である」と云うのかねぇ?


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9 件のコメント:

  1. 今はシャープは交渉当事者ではなくみずほやUFJなどの銀行団になっていて、彼らが地獄の淵をのぞき込んでいる状況ですね。
    シャープ支援に既に数千億突っ込んで3月末に追加融資しないと全部(?)パーですからね。
    債権放棄も難しいし追加融資も問題先送りにして泥沼に更に足を踏み込むだけだし。
    機構が差し出した手を振り払ったのは間違いなく彼らの判断ミスですし銀行や銀行の株主に損害与えてますね。
    この先も出血が止まる気配ないし。経営は銀行屋しかいないので既存事業に追加投資して回復させる能力もないし。交渉が続く限り変にリストラもできないし。
    対して鴻海側はいくら時間掛けてもノーペナ。交渉から手を引いてもノーペナ。
    平坂さんの言うとおり鴻海楽しんでますね。会議で笑いながら次に出す条件決めてそうです。
    数年掛けて仕込んだ交渉の超楽しい局面をこころゆくまで堪能している様子が伝わってきます。
    怖いですー。(>。<)

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    1. ぐはははは、、、

      オーラストップの親リーチで余裕の聴牌タバコを楽しんでいるホンハイ.

      親のリーチがかかってしまってオリたり突っ張ったりと、一貫性の無いハコテンぶっ飛び寸前なシャープ.

      この半荘はもう3位で終わらせてもいいやと、ベタオリ状態の東芝白物家電.

      浮きの2位だから、このままで半荘を終わらせるつもりでやはりベタオリ状態の美的集団.

      ぐはははは、、、おかしいよぅ

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  2. シャープや東芝ほど派手ではないですが、、、
    >>>
    <みやぎ富県10年>電機の盛衰 地域翻弄
    ◎製造業の現場から(4)光と影
     高度経済成長期、世界に君臨したエレクトロニクス産業の2大巨頭。それぞれ宮城県内に築いた生産拠点で光と影が交錯する。
    <2000人超雇用>
     1954年、多賀城市桜木に旧東京通信工業(現ソニー)の仙台工場が誕生した。県内初の誘致企業として稼働を続け、92年に「ソニー仙台テクノロジーセンター」に名称を変更した。
     同社はオーディオビジュアル(AV)分野で世界市場を席巻した。センターはビデオテープと光ディスクの開発生産拠点として、最盛期には登米市内の事業所を含め2000人を超す従業員がいた。
     しかし90年代後半、アジア勢の台頭で電機業界の競争が激化すると大規模リストラを始める。県内事業所も再編や売却が進む中、多賀城には「キャリアデザイン室」、通称「追い出し部屋」が設置された。
     配属された元社員によると、貸与されたパソコンで再就職先を探す日々。肩たたき役の幹部も対象となった。多い時で80人が在籍したキャリア室は2014年8月に廃止。元社員は早期退職に応じず、定年まで勤めた。
     生産設備が津波などの被害を受けた11年3月の東日本大震災も再編を加速させた。センターの約280人が福島、神奈川などの拠点に転勤を余儀なくされた。
     構内の人員は約1300人まで削減された。世界的に需要が増す高密度磁気テープとブルーレイディスクの供給に生き残りを懸ける。センターの大崎博之代表は「ここでしか作れないものがある。記録メディアはソニーのお家芸。重要開発拠点の撤退はあり得ない」と強調する。

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  3. なぜ選んだかというと、方やワシが親方、で此方親方許す、しかし信用できないのが判っていない。
    代わって、なにを間違えたかというと、よそに売ってもうけると思うも、みんながそれなら、結局は自分たちが買っている訳で。競争しては疲弊しているので一人勝ちは出来ないのです。

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    1. 最初の7000億円のはなしはどこへいってしまったのでせうw

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    2. ターレンが親方を追い落としてだけです。

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  4. そうそう、現役時代新型機のPATを取るように言われたが、原理は取れないし、公開すれば、まねされる。
    間違って買いに来られても、たかだか数百万、1台装置を売れば1億くらいだから、なにもばらすことはないし、まねしても本当の要点は判らないだろうから無駄と言ったんです。
    しかしS社の場合は取りまくり、他の所は恐れて類似分野にに手を出さない。
    此も衰退した原因と思われる。

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    1. ホンハイは有機ELのPATが欲しいとの観測がありますが、sharp一社のPATで賄えるとは思えず、クロスに持ち込めるかどうかがカギでしょうね.

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