2015年8月2日日曜日

【動態保存】 梅小路蒸気機関車館のエライところ @京都

蒸気機関車を動態保存&展示している「梅小路蒸気機関車館」というのを見学しました。京都駅の西に徒歩20分ぐらいのところにあります。なんかとてもエライ博物館なのでした。

↓後方に見えるのは総勢10台ぐらいの機関車が納められた車庫です。手前は機関車をグルグル回すための転車台です。
↓そのうちの1台は、C62-1、つまりC62の初号機です。各パーツは鋳物で作られており、エネルギー効率の悪さは相当なもんだったでしょう。高張力鋼のプレスとスポット溶接で軽量・スマートな機体を作らんかい!
↓機関車を収めている建物はRC造の平屋で、これも歴史遺物です。小梁の構造が現代のRC造とは少し異なるようです。
↓当博物館で圧巻なのは、このようにSLが日常的に動いているところかと思われます。わたしが訪問した日には2台が稼動していました。画面右側の車庫から出てきた機関車を、転車台でターンさせてリバースで画面左に追いやっています。転車台の回転速度が意外に早いです。これって何をするための作業なのか???


↓車庫から出した機関車に整備員が群がっています。
↓石炭が積まれた山からフォークリフトで石炭をザラザラと積み込みます。固体燃料は取り扱いが面倒ですね。
↓その後ろには給水装置があって、水をじゃぶじゃぶと注いでいます。
↓機関車の股の下には、機関車のウンチ、すなわち石炭の灰が排出されています。
↓これは石炭の灰の山。
車庫から出して転車台を回したのは、燃料補給をするためだったのでした。こういう現場をモロに近くで見学できるのも当博物館のエライところかと思われます。

梅小路蒸気機関車館は2015年8月30日で閉館し、2016年にリニューアルオープンするそうです。新生した博物館でも石炭の煤まみれな伝統を守っていただけるとありがたいです。

#死海文書によれば箱根のNerfも来年あたりには用済みになっている頃でしょうから、エヴァンゲリヲン零号機あたりを歴史遺物として動態保存してもらえるといいですね。ダミープラグを使えばパイロットの心配はないでしょう。

かしこ


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