2014年8月26日火曜日

デーモン・コアっていいな (うそ)

アニメ「残響のテロル」が13話で終わるのか、26話で終わるのかが気になりだしたこの頃、プルトニウム爆弾を使った核テロまでやるのかとやきもきしている視聴者の皆さんにはますますご健勝のことと存じます.

プロトニウムの半減期ってどのくらいだっけ?と思ってwikiを読んでいて、核テロリストが喉から手が出るほど欲しがりそうな「デーモン・コア」という存在を知りました.右図がデーモン・コアです.6.2kgの球形プルトニウムの塊で、置いてあるだけなら臨界には達しません. (同位体比は不明)
ちなみにファインマンがこのコアに触ったら温かかったそうです.触るぐらいならわたしもやってみたい.

これで2名の研究者が死亡してるそうで、デーモン・コアと呼ばれるようになりました.wikiによると、ずいぶんと無謀な実験をしていたようで、読むだにシビレてしまいました.

一人目の犠牲者
プルトニウムの周囲に中性子反射体である炭化タングステンのブロックを積み重ねることで徐々に臨界に近づける実験.実験者の手が滑り、ブロックを誤ってプルトニウムの塊の上に落下させてしまった.即座に核分裂が発生し、あわててブロックをどかせたものの、推定5.1シーベルトの放射線を浴び、25日後に死亡.

なんて無茶な実験をするんだろ、、、それで実験中止になったかと思いきや、、、そうじゃなく

二人目の犠牲者
二つの半球状ベリリウムの中心にデーモン・コアを置き、ベリリウムをプルトニウムコアに近づけたり離したりして放射能を測る実験.挟んだマイナスドライバーをコジコジして距離を調節する
実験者の手が滑り、挟みこんだドライバーが外れて二つの半球が完全にくっついてしまった.即座にデーモン・コアから青い光(チェレンコフ光か?)が放たれた.あわてて半球の上半分を叩きのけ連鎖反応をストップさせたが、わずか1秒の間に致死量(21シーベルト)の放射線を浴び、9日後に死亡.
この無謀な実験には研究所内で批判が多くあった.リチャード・ファインマンが「ドラゴンの尻尾をくすぐるようなものだ」と批判し、エンリコ・フェルミも「そんな調子では年内に死ぬぞ」と忠告していたと言われる.
そりゃそうだよね.ドライバーってそんなアバウトすぎる実験、助手として立ち会うのも自殺行為だが、この2度目の臨界の時に周囲に見学者が数名いたそうで、その人達も度胸ありすぎ.

いやはや、シビレる事をやってたもんですなぁ.当時の科学者としては新しいおもちゃを与えられた子供のように興味津々で弄りたくて仕方なかったんだろうよ.その気持ちはわかる.

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その後このデーモン・コアがどうなったかというと、23キロトンの原爆としてビキニ環礁で起爆させたそうです.核テロリストに盗まれなくて良かったですね、デーモン・コア.
かしこ


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8 件のコメント:

  1. 忘れられた CHINA の真実 うかうかしておれない。(4)
    https://www.youtube.com/watch?v=Gz_mo9lhe0E&list=RDY2xw-wqQk9A&index=4

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  2. 本当に信頼できるか未来の方式
    http://sankei.jp.msn.com/science/news/140825/scn14082511170004-n1.htm
    下にもいくつか?

    以前USAの事故で飛び出したものが実験者の胸を貫き、燃えて換気装置内を汚染、というのを見たんですが、見つかりません。
    各国とも事故で悲惨な目に遭っています。

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  3. 左手薬指根本関節近くに痼りが出来て、何かの腫れ物かと心配しましたが、
    位置が関節より下でどうもたこらしいと判りました。
    こすれなくても長く押さえていると出来るようです。(スーパーカートにしっかり掴まる?)

    相当前、大阪で指を無くし掛けた話。
    さる大手の中研で直接の取引のない部署ですが、ガスチャージを頼まれ2人で行きました。
    装置は既に組んであり、バルブ機能無しの直接ポスト高圧から液ジャージし規定量入ったので、
    ホースを外すと、口のハンセンバルブが止まらず少し漏れています、
    オイルが特殊と聴いていたので親指で止めようとしてしまいました。
    すぐにメタルキャップを捜し締めて手を見ますと、左親指 中指 薬指 の第一関節 の
    半分位が凍っていました。
    すぐに救急車かお湯か水に浸けるかという話になったのですが、
    私は右手でしっかりもみますと次第に柔らかくなってきて、黄色くなり腫れた状態です。
    3日ぐらいで、奥の方に黒い壊死痕があり、1週間くらいで安定 それまでは気が点いたとき 余り強くなく揉んでいました。(もう少し強くした方が良かったかも)

    起こる前に、TVでやっていたモンゴルのナーダム?か 1代の少年が手綱をよく握れるようにと、素手で握ってしまい結果はふるわず、到着したとき両手のヒラは凍っていて、
    母は水に浸けようとし、父はそれを振り払い、揉み続けました。

    それを覚えていたので、イチかバチか 賭けました。
    (後で調べると、時が経つほど、内部で結晶が広がり壊死部分が増えるようです)


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  4. ちょっと外れ、
    八木蛇落地悪谷(八木地区)
    やはり改名されていた。

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  5. 古地図というか航空写真を検索できました。(昭39)
    http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do

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