2014年6月18日水曜日

【にわかAVマニアの失望】 風立ちぬのBDが届いたのでパッケージをチェック

ジブリ時代の宮崎駿の最高傑作である「風立ちぬ」のBDが届きました.作家には得意技があって、宮崎駿の場合は、1)戦争 2)性の対象としての女子 を中心に描いた場合に本領を発揮します.そういう作家です.だがジブリ時代に突入するや、独立系プロダクションの屋台骨というプレッシャーからか、戦争と女子を封印してしまった宮崎駿の事が残念でならなかった”宮崎通”のわたしでしたが、キャリアの最期にしてしがらみから解き放たれて作った「風立ちぬ」では戦争と女を中心にしてリビドー全開で作品を作ってしまったら、ありゃびっくり、まだ枯れてなかったじゃん宮崎さん、というわけだったのがわたしの「風立ちぬ」に対する評価です.

実を言うと「宮崎は枯れ木だ」という主旨のこの記事を書いたときは、「風立ちぬ」が公開されていたけど観る前だったのです.実は枯れてなかったのでしたなぁ.   http://hirasaka001.blogspot.jp/2013/09/blog-post_7.html
まぁでも、鈴木Pが確か雑誌「CUT」のインタビューだったかな?でしゃべっていた、ゼロ戦を描く力すら無くなってしまったのが引退する理由だ、という説には少なからず同意するものがあります.実際は「紅の豚」あたりですでに劣化してましたが、航空機をセルで描くようになったら航空機描写の魅力が失われました.

鈴木Pというと、同梱のブックレットで「得意技を封じられるとき、作家は、往々にして傑作をモノにする」と書いてます.ジブリ時代の宮崎駿の得意技をあれほど封印してきたプロデューサーとしてはいかにも言いそうな発言です.仕事が無くて野垂れ死にしかかっていた宮崎駿にアニメを作らせ続けたのは鈴木Pではあるけれども、同時に宮崎の得意技を抑圧し続けてきた張本人が鈴木Pでもあるわけで、どっちかというと鈴木Pのことが憎い.

さて、昨日届いた「風立ちぬ」のパッケージはこんなでした.
実は大きな問題が、、、、、

↓BD版は一面ブルーのパケです.特に楽しくはありません.
↓中身はこんなです.特製ブックレットと、チラシとアンケートが入ってます.特に楽しくないです.
↓特典映像は、絵コンテ、アフレコ台本、ひこうき雲、記者会見、予告編です.特に楽しくないです.宮崎監督オーディオコメンタリーなんてのはナシ.宮崎がそんなことするわけないけどね.(笑)
↓そして問題はこれ.目を疑うのですが、
音声がモノラルであるらしい.冗談でしょ?
ジブリ作品のDISKを買ったのは初めてなのですが、一貫してモノラルなんでしょうか???
にわかAVマニアのこのわたしに、モノラル音声のソフトなんか提供するそのやる気の無さが理解できない.なにやってんの?  >  ディズニー殿
おいおいおい、2014年上期最大の失望事項だよこれは!

がっくし

追記: AV師匠が教えてくれました.本作は劇場版それ自体がモノラル制作なのだそうです.(泣)


人気ブログランキングへ

6 件のコメント:

  1. ソニーOB:佐藤2014年6月18日 15:49

    音声チャンネルが多いからということはないでしょうか。
    だいたい普通はあっても3つくらいではないかと。
    でもモノラルなんて興ざめですね。

    返信削除
    返信
    1. 日本の映画なんだから、各国の音声なんか要らないから、リニアPCM5.1chにしてくれよ、がっかりです

      削除
  2. 何で零式、コルセアなんですか?

    返信削除
    返信
    1. 零式じゃないんです.96式の試作機なんです.ゼロ戦開発と闘いは描かれていない作品なんです.

      削除
  3. 九六式艦戦 なら 九試
    零式艦戦 なら 十二試 ですね。
    しかしこのころから、ねじり下げが始まっていたね。

    ろ獲(変換しない)したメリカ(美国)はそれに気が付いていたんでしょうか?

    返信削除
  4. 九六式は艦戦 ではなく 単座ですね 九試 一号機のみ逆ガルだった。

    返信削除