2012年11月27日火曜日

学芸会の演劇と宇宙の熱的死に関する考察

子供の学芸会の手伝いをするんで、さっきリハーサルを見学してきました.

演目は演劇でして、おおまかなストーリーは、100人ぐらいいる生徒を20人ずつ白+黒+赤+青+黄に分けて、各色同士が階級闘争をする.いがみあっていた色同士が最終的に仲良しになれるのだろうか???  という演劇でした.

やがて展開が、白+赤が混血したらピンクが生まれました.青+黄が混血したら緑が生まれました.というストーリーになったので、あ~、この流れの極相はロクことにならんぞ~と思いながら観てました.なぜなら、いろんな色を減算混合したら、最終的に灰色になりますから.

というわけで、この演劇はこういうラストシーンになるのだろうな、と悟ったわたしでした.
  舞台明転、全てが灰色になったセカイ
   博士A: 「わたしたちは、エントロピーの増大を促進した結果、宇宙の熱的死を早めてしまったー」
   博士B: 「なんていうことをしてしまったんだ-」
   女子A: 「元に戻せないの?」
   男子A: 「そんなのムリだよ、ゲームのセカイじゃないんだから」
   女子B: 「それじゃぁ、わたしたちは死ぬしかないじゃない」
   一同:    「わ~、もうだめだぁ~」 「え~ん」 「死にたくない~」
  舞台暗転、閉幕

民族とか宗教を無理矢理混ぜてしまった国家や地域を暗に批判する、グローバリズムを暗に批判する、小学生向けの脚本にしては結構クールじゃないか?

ですがそれは甘すぎる妄想に終わりました.
様々な混血が促進された結果、たくさんの色が生まれて、楽しいセカイになって、みんなが仲良く暮らせるようになりましたとさ、というのがその演劇のオチでした.  所詮子供向けの脚本なんかこんなもんか~?   虚淵玄の脚本を望む!

#悪の宇宙人グレイの誕生秘話だったってオチもマニアックでよさそう

かしこ


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