2012年9月17日月曜日

ドル安で復活する米製造業という記事と自民総裁選

産経新聞に「超円高放置の日本は衰退加速、ドル安で復活する米製造業」という記事がありました.なんだかマトモなことを書いてるじゃん.と思ったら書いたのは田村秀男でした.この人は金融緩和で円安にするべきだと主張している良識のある人です.

書いてあることは、USAの歴代の政権によって、ドル高志向の政権ではUSAの製造業が没落し、ドル安志向の政権ではUSAの製造業が復活し、を繰り返している.目下の情勢では、リーマンショックの後始末のためにドル安策を採用しているのでUSAの製造業が復活している、というようなことのようです.また、金融資本は海外資産を買い漁るためにドル高が好ましく、製造業資本は輸出競争力のためのドル安が好ましく、その2つの資本の相克があるとも書かれています.

USAの場合は、世界一の金融業があるのでドル高にも一理あるよねってことになろうかと思いますが、日本にとっては円高にも一理あるのだという野口悠紀雄みたいな経済学者の言うことを信じちゃイケナイと思いますわたしは.日本の産業構造からすると製造業を大切にするべきじゃないですか? つまり円安を志向すべきだと.ユニクロが栄えたからといって、他の製造業の衰退をリカバリできはしまい.

製造業による貢献はこんな具合に行われます.
コンスーマーエレクトロニクスを長年やってきたわたしは、コンスーマーエレクトロニクス産業って労働分配性に寄与する度合いが最強なんじゃなかろうかと思っています.コンスーマエレクトロニクス工場って、日本の田舎に工場を建てて、組み立てる製品が小型なので女性労働者を大量に雇います.それこそ1000人とかいう女性労働者を雇います.1000人分の雇用をマクドナルドやコンビニの雇用でまかなおうとすると一店舗5名としても200店舗も出店しなくちゃ釣り合いません.マクドの店舗数って地域ごとにどれだけあるのかはこちらのページに書かれていまして、 http://ohtsuka.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/2010-f377.html    東北地方全体でもマックは180店舗ぐらいしかないようですので、コンスーマエレクトロニクス産業の工場が1つドカンと立つとその貢献の大きさがわかると思います.

国から生活保護で所得を与えるのではなく、↑このように製品を生産することで所得を得るように仕向けるほうがGOODな仕組みだと思われますが、民主党主流派はここんとこのセンスがまるで無いです.やっぱマルクス萌えが中に多くいるからでしょうか?www

シャープの矢板工場が人員整理するそうで、こちらの記事は矢板の労働者の気持ちがよく表れていると思います.お気の毒です、合掌.  http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120911/dms1209111600014-n1.htm

冒頭の産経の記事によると、こんなグラフがあります.青がUSAの電子部品生産高でドル建てかな? 赤が日本の電子部品生産高で円建てかな? 黄色が円ドル相場. 円高になると日本の電子部品生産高が減り、USAは増えていると言ってます.
日本の生産高の減り方はすごくて2008年の40%減になっています.これだけ日本国内工場の仕事が減っているわけだから、労働者も40%減になってるんだろう.USAはこの図ですと右肩上がり傾向でよろしい感じですね.ドル安の恩恵でしょう.
自民党総裁戦では、円高を終わらせる、デフレを終わらせる、そのために日銀法を改正すると明言しているのは安倍だけみたいです.安倍が勝ったら景気が回復してよろしいようですな.


人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿