2012年3月11日日曜日

山口美江の訃報を神妙に見てしまう47歳の理由

山口美江が死にました.しかも孤独死にちかい死に方ですね.

奥さんにせよわたしにせよ、山口美江のTVニュースが流れると、なぜか神妙に観てしまうんです.

どうしてだろうと考えたんですが、若い頃の山口美江の眉毛の太さをみてピンと来ました.

山口美江って、わたしがアラウンド20歳のころで、まだ日本がジャパンアズナンバーワンでバブリーで六本木のタクシーに万券でチップを払っていた時期の、24時間闘うキャリアウーマンの象徴っていう印象があるからです.その山口美江が、デブって一人暮らしで最期は51歳の若さで孤独死っていう落ちぶれた逝き方をしました.

バブルの片鱗を肌で感じた最若年世代である現在47歳の自分は、山口美江の訃報に失われた20年の世相の移り変わりをオーバーラップさせてしまい、訃報のニュースを神妙に見てしまうのでした.

先日のエルピーダ破綻のニュースにも、同じ神妙さと強い危機感を感じました.かつて世界を席巻した日本のDRAMが、もはや国内工場を維持することすらできぬまでに落ちぶれたのかと.政策を誤って10年も20年も経つとこうも落ちぶれるものなのか!?

山口さんのご冥福をお祈りいたします.


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