2012年2月9日木曜日

電機メーカー揃って大赤字

今日は秋葉に行き、2TBぐらいのHDDを買おうかと思っていたのですが、高価いですね.かつては1TB=¥5000ぐらいだったけど、いまは1TB=¥8000ぐらいという.原因はタイの洪水で部品が来なくなって品薄になったからだとか.もちろん買うのをやめました.

電機メーカーが揃って大赤字な中で、日立だけは黒字だったそうで、TVのリストラが済んでいるからだという分析がありますけど、HDDの高値で潤った部分もあるんじゃないのかしら?

半導体業界も、東芝以外の日本勢全部が(富士通・NEC・ルネサス)協業の話し合いをしているそうで、いったいどんだけ不景気なんだよと腰を抜かしそうになります.

1987年頃の円高不況時には、産業界から「政府は円高をなんとかしろ」という怒号が飛び交っていましたが、いまはどうしてこんなに静かなんでしょうか? TV事業の業績の悪さなんか、単純に円高ウォン安のせいだけなのにね.

円高は所与の条件で覆せないと言わんばかりのあきらめ模様で産業界が統一されているのはオレには理解できないんだよなぁ.決算報告では、自分らのリストラが行き届かぬ故、円高に対応できませんでしたので土下座しますってな主旨でしょ.電機メーカーの社長の中で一人ぐらい、日銀なんとかせぇょという暴言を吐く奴がいてもよさそうなもんだが

グローバリズム教で100%洗脳されている人にとっては、為替リスクをもチャンスと捉えて利益を生むのだという行動原理が是とされるのでしょうが、そうできるのは金融業だけであって、製造業のように投資と人材育成と投資回収に数年間を要する産業においては、もとより対応不能なテーゼです.対応不能なテーゼを受諾して、粛々とリストラを進めるのがカッコイイと思ったらいかんです.

元気だった頃のソニーの盛田さんはニュース23に出たとき、円ドル相場が変わること自体が企業経営には容認できぬと言ってました.まったくそのとおり.

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