2012年1月29日日曜日

帰宅困難者を想定した地下宿泊実験は寒かったそうで

最近のニュースによれば、4年以内に首都圏を震度7クラスの地震が襲う確率は70%だそうです.そんな折り、こちらのニュースは“帰宅困難者を想定した地下街宿泊実験”の結果を報じています.10歳台~60歳台までの男女が実験に参加したそうです.寒くて眠れないっていう感想が多かったとか.   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000069-san-soci

地下街の気温は最低でも8度以上だったそうですが、さすがに8度じゃぁ寒さに強いわたしでも眠れませんわ.スキーウエアみたいな厚着をしてれば神社仏閣でもどこでも寝れますけど、通勤着で8度は無理です.寝てるときの寒さは床から来ますので、床に段ボールを敷くだけでも寒さを改善できますが、ホームレスの自宅みたいなバリケードを作れるくらい豊富に段ボールがなければ寝れないだろうな.

3.11で仙石線で一夜を過ごした知人も寒かったと言ってました.その仙石線内で、おばあさんが念仏を唱えていたそうで、ホラーなのでなるべくならやめて欲しいところです.この宿泊実験でも念仏を唱えるサクラを混ぜておいて、精神攻撃に晒してみる実験もおもしろいかと.「今こそ贖いのときです」なんていう宗教の人が演説してたらあまりにもウザくて殴りたくなるだろうな.

それにしても、3.11後の今大震災がきて、地下に退避したがる人っているんですかね? 誰もがビルの上階に逃げようとするんじゃないかと思いますが.だとすると、帰宅困難者を地下街に匿うことよりも、5F以上のビルでは最低限廊下と屋上を難民の受け入れのために解放することを強制する法律を作るほうが先なんじゃないでしょうか?

とはいえ、水道が止まったらトイレが使い物にならなくて難儀するのはあきらかなので、一般のビルを長期間難民収容所として使うのは無理です.その点、学校とか病院は、一日分か数日分かは忘れましたが、想定使用量以上の水タンクを配備することが義務づけられているそうなので、逃げ込む先として学校や病院はやっぱ便利だと思われます.

わたしは、ペットボトルとインスタント食品とカセットコンロを買いだめしました.トイレを水洗する水は目黒川に汲みに行くつもり.家にたどり着ければしばらくは籠城できたらいいなと思っています.

4 件のコメント:

  1. 水汲み・物資調達に、ガソリン(携行缶)があると便利ですよ。昨年の3月は有りえない価格で携行缶売られていましたから。
    ちなみに自転車での水調達はかなり大変です。。

    発電機+ドラムリールがあれば更に快適な被災地ライフが過ごせます。

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  2. 現在我が家はA型インフルエンザのバイオハザードと化しており、一般人の立ち入りが厳禁されております.
    一時のガソリン携行缶の高さはなんだったんでしょか? ガソリンは40リットル確保しました.20リットルのポリタンクは2ヶ確保しました.スクーターの足下にポリタンク乗るかな.発動発電機は持ってないですなあ.中古売ってないかなぁ.

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  3. ローマも水問題(下水)で破綻。
    昔のトイレは自然リサイクルになっていたのですが、
    大都会江戸とかは消費と供給の関係で取りに来て貰わねば成らず、
    しかしお金は取りに来る方が払っていました。

    現代の屎尿や下水処理は逆にお金を取られて、大事な資源を無駄に捨ててしまって、
    換わりに快適のように見える、生活を享受しているわけです。

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  4. 江戸は高度循環型都市システムであった、ということですね.スタジオジブリの宮崎駿が昔、江戸庶民が排出する屎尿を農家が奪い合うというアニメの企画をしようとしたけど、誰も受け入れてくれなかったそうです.そのシステムがまさに、農家が屎尿を買い取りに来るという話でした.

    話は変わって、母親が昭和30年代の終わりから40年代の初め頃にかけて、中性洗剤で野菜を洗うのがトレンドだったのよと、言ってました.最近になって知ったのですが、その当時の最重要事項は、ギョウ虫の卵を殺すためにいかに効果的に洗うかが医者や自治体の公衆衛生担当者にとっての最重要課題だったということです.ちなみに、自分の小学校時代に、人糞を畑に撒いている農家を目撃したことはあります.時代と共に背景事情がものすごく変わるものだ、と思います.

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