2011年12月18日日曜日

心霊体験シリーズ006 君らは体験したか!?これが真正のホモだ!

わたしは今は亡き東京都立大学というところの電気工学科に通っていた.1年の上期は伊勢原から通ったのだが、遠くてやってらんねえということで、3年の終わりまでは小田急線千歳船橋に住んでアニメビデオを観るかマージャン打つか回路を作るかの堕落した生活を送っていた.------BS NHK NEWSで「つぎにニューヨーク株式市況を、ニューヨークの三栖さんから報告していただきます」の三栖健二が隣の部屋に棲んでいて、マージャン仲間だった.

4年になったら伊勢原に戻り、代わりにオンボロサニーで渋滞する国道246号線+裏道を走って通った.

しかし、その日の帰りは何かの用事のせいでクルマではなく、混雑する相鉄線に横浜駅で乗り、両腕を組んで鞄を胸の高さに抱え、揺れる車中で満員の人々同士が寄りかかる窮屈さに耐えていた.

相鉄線の急行の運行は変わっていて、横浜から二俣川までの約半分には停車せず、二俣川~終点の海老名までは全駅に停車するという竹を割ったようなさっぱりとした性格になっている.

それは、横浜~二俣川までの長い不停車区間で襲いかかってきた.

異変を察知したきっかけは、目前に立っている男の手の甲がわたしの股間に当たる圧力の不自然な強さであった.腕すら自由に動かせないほどの乗車率ではなかったその時の相鉄線にあって、なぜか目前に立つ男の手の甲は継続的にわたしの股間を圧迫し続けていたのだ.なんか変だなぁと思いつつ、まだ心のベルが警報を発する段階には至っていないわたしだった.男は、やや頭が薄く貧相な風体の35歳ぐらいで身長165cmほど、スーツを着ていた.

なにせ長い不停車区間である、身動きすることも出来ずにそのままの姿勢で立っている他になかったわたしの股間に、やがて、男の掌がもっそりと触れるようになってようやく、わたしは事態のありようを理解し、心底動揺した.もしかして、この男真正のホモ??? オレはホモの痴漢に遭遇したのかぁ???

今にして思えば純情な話で、ドキドキして心拍数が120ぐらいに上がって何も言い返すこともできなかったわたしであった.せいぜい、胸に抱えた鞄を下に降ろして防御体制を取ることしかできなかった.ホモ男はというと、充血した目でねっとりとこちらを視ていて気色が悪い.痴漢に遭うJKの気持ちがわかった気がしたのであった.

やがて二俣川に着き、車中は一気に空いて、ホモ男から体を離せるようになった.わたしは男に背を向けるようにしてドア脇に位置取った.しかし、ホモ男はわたしの後方に密着し右手を股間に伸ばして来るではないか.空いたのに事態が全然改善されないじゃんかよぅ、ひっく、と心中で嗚咽していたわたしであった.空いた車中であきらかに不自然な体勢で進行する事態に、もはや絶体絶命、精神崩壊寸前.体をねじったりしてイヤイヤをするわたしのことをホモ男は楽しんでいたに違いない.くやしいよぅっ.

二俣川から一駅目の希望ヶ丘でホモ男の攻撃はパタッと止んだ.体を離したホモ男を怯えた目で凝視したであろうわたしに、ホモ男は充血したねっとりとした目を返しつつ痴漢電車から降りていった.

だ~っっ、、、、、あまりにも疲れた.というかおよそありえないくらい動揺した.

でも、ズボンにネバネバする液体はついてなかったんでよかったヨ!! (いや良くはなかったんだが...)


#今日は住宅リフォームの忘年会だったが、同じテーブルの男性4人全員がホモにちょっかい出されて困った経験があったとさ.ホモはあらゆるところに棲息している.

4 件のコメント:

  1. 三栖さん、懐かしいお名前ですね。会社に入った頃、職場に株式口座開設のお勧めで電話をいただきました。ずいぶんと出世されたようで、そのときお断りした甲斐があるというものです。いや、ないか。
    (´・ω・`)

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  2. 「ズボン」→厳密には「パンツ」?

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  3. いやはや、わたし地震はビビッていたのでパンツを汚すどころぢゃなかったってわけでw

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  4. 三栖については、仙台のホテルでBSつけていて、シャワーを浴びようとしたら背後のTVのアナウンサーが「ではニューヨークの三栖健二さんに.....」というので、へーっ三栖健二ねぇ三栖三栖三栖どっかで聞いたことのあるような名前だなぁ.なにっ三栖健二ってまさかっとTVを振り返ったら、三栖が出てたんだよ.へっへっへっ

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