2011年11月27日日曜日

職業訓練 住宅リフォームシリーズ012 壁作り2石膏ボード

前回は軽量鉄骨(軽鉄)で壁の骨組みを作るところを説明しました.

つぎに、軽鉄のスタッドに石膏ボードをネジ止めしていきます.石膏ボードは1820x910mmサイズです.ネジは200mm間隔ぐらいで打ちます.
このとき石膏ボードの裏側にあるスタッドを狙ってビスを打つわけですが、スタッドをどのように配置するかをあらかじめ考えておかなければなりません.模擬家屋では下の平面図のようにしました.灰色の四角がスタッドです.スタッドは45x65mmぐらいの断面寸法です.黄色いのが石膏ボードです.下図の要点は、
●石膏ボードの短辺の中間にスタッドを1本入れる.つまり基本的に455mm間隔でスタッドを入れるってことです
●★印のスタッドはランナーにビスで固定する.★印のスタッドは家屋の寸法を決める要だからです.ちゃんと寸法を計って、垂直も確認して固定します.
●無印のスタッドはビス止めしない.無印のスタッドは石膏ボードのビス止め相手でしかないからです
●入り隅の石膏ボードは奥の壁の勝ちとする----単にそう決めただけです
どの石膏ボードを切断して取り付けるか? どんな順番で取り付けるか? も考えなければなりません.模擬家屋では下記の切断と順番で取り付けました.下図の要点は、
●入り隅は奥の壁の勝ちと決めたので、奥の壁から先にとりつける
●次に左右の壁をとりつける
●最後に天井をとりつける
最後に施工の注意点について.

●石膏ボードの継ぎ目は、右図のようにC面カットします.これはなんのためかというと、後で、継ぎ目の凹凸を目立たなくするためにパテ埋めするんです.そのパテを埋める場所としてC面カットしておきます.

●パテ埋めと関係するんですが、ビスの頭が石膏ボードの表面から奥に引っ込むように打ちます.凸になっていると、クロスを張ったときに出っ張って見栄えが悪くなるからです.この写真だとちょっと凹ませすぎってかんじです.凹ませすぎると石膏ボードが割れてしまいますから.




こんなところで、壁の下地作りはおしまいです.
やりゃぁできるんだぜ.



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